保育園の洗礼で毎週のように熱を出すお子さんが多い。

 

その熱の原因の大半はウィルス性の風邪なんだけど、その中にかなり高頻度で中耳炎が潜んでます。

 

僕は必ず2歳未満の発熱のお子さんには耳の診察をしてます。

 

中々ものを言わない2歳未満の子供は高頻度で中耳炎を合併するからで、研修医のころから「とにかく鼓膜の診察をしろ」と厳しく指導されてきたもんです。

 

しかも僕は開業する前に耳鼻科クリニックでトレーニングを受けさせていただいたりして、子供の耳の診察(や処置)にはかなりの自信があります。

 

小児科は子供の総合窓口である何でも屋であるべきなので、耳の診察くらいできなきゃいけない、と考えてます。

 

 

ところが最近の小児科医はあまり鼓膜の診察をしなくなったと、とあるベテランの先生から聞きました。

 

分からなかったら耳鼻科にすぐに投げてしまうそう。

 

実に残念なことです。

 

 

そりゃ僕ら小児科医より耳鼻科医が耳の診察をした方が当然ながら正確でしょう。

 

下手に見るよりプロに任せてしまえ、という考えは分からなくはない。

 

でも、熱が出た小さな子供に対してほんのちょっと耳の診察を加えるだけで、中耳炎が見つかるかもしれない。

 

小児科のあとに耳鼻科に行く手間が省けて、消耗を防げるかもしれない。

 

コロナだのアデノだのヒトメタだの、あれこれ痛い検査をする前に鼓膜の診察をしてみろって言いたくなる。

 

 

小児科医にとって耳の診察は基本中の基本なのです。