先日、白と茶色の

ボーダーコリー風の犬が

近所で目撃され、

付近住民は騒然となりました。

 

ここらではかつて

見かけたことのない風体の犬で、

しかも人間(飼い主)を伴わずに

道をフラフラ歩いていたそうな。

 

・・・羊の出産シーズンは

一段落、それはつまり

一帯の牧草地に母羊と子羊が

群れを成していることを

意味しまして、そこに万一

犬が迷い込んだら

それは洒落にならない大惨事。

 

いったいどういう犬なのか、

近所の森に遊びに来て

人間とはぐれちゃったのか、

それとも家から脱走して

長距離を移動しちゃったのか、

目撃した人が声をかけても

犬は不安そうな様子で

離れて行ってしまったそうで、

ここらへんの家は現在皆

犬を飼っているんですよ。

 

つまり全員が基本的に犬好き。

 

ですからもう全員が

散歩の時に注意したり

仕事の行き帰りに

車を停めて犬を呼んでみたり。

 

・・・犬は数日後に

冷たい状態で森の藪の中で

発見されました。

 

犬好きとしてせめて、と

発見者は件の犬の骸を

近所の獣医さんに持ち込んで

「チップが入っているか

確認してもらえますか」

 

結果チップは入っておらず。

 

そもそも犬には首輪が

ついていなかったそうで、

わがお散歩仲間の毒舌夫人

(現在入院中)は

「どっかの馬鹿が

捨てて行ったのね、きっと」

 

「どうしてそんなことを

するんでしょうかね。いえ、

犬を飼ったら死ぬまで面倒を

見ろとかそういう正論を

言いたいんじゃなく、

英国にはいくらでも

犬の保護施設

あるじゃないですか。

そこに連れて行って

世話をお願いすれば

いいじゃないですか」

 

「そういう人は施設の人と

話をするのが嫌なのよ」

 

「無責任だって

非難されるのが嫌なら

『自分の犬じゃありません、

公園にいたんです』とか

嘘をついちゃえば

いいじゃないですか」

 

「そういう手間を

かけるのも嫌だって人間が

世の中には沢山いるのよ」

 

でも自宅から離れた山奥に

車を走らせてやって来て

そこで犬を蹴りだして捨てるって

それはそれで

別の手間じゃないですか!

 

そこまでやるならさあ!

 

せめてどこかの公園とか

駐車場の柵に犬をリードで

つないでおけばさあ!

 

いや、それは

よくないことですよ?

 

犬からしたら本当に

悲しい状況だし

公園とか駐車場の管理者にしたら

大迷惑この上ないですよ?

 

でも犬は事故死はしないで

済むじゃないですか!

 

飼育を放棄するなら放棄するで

そこにせめて最低限の

倫理を求めたい私です。

 

「犬を捨てるような人間に

そんなもの求めるだけ無駄」とは

毒舌夫人の言葉です。

 

それはそうかと思うんですけど!

 

 

わが愛犬アーシーは

元盲導犬候補生で

その時私もいくつか

「仔犬の時だけ可愛がって

手のかかる成犬になったら

手放すんですね」

みたいなお言葉を

ブログ経由で頂戴したんですよ

 

ああいう方たちにとって

犬というのはもしかすると

仔犬時代は可愛いけれど

成犬は面倒くさい、

可能なら手放したい

存在なのかもしれない

 

でもそれは違うと私はいいたい

 

末永く犬と暮らしたい

愛犬家にとって

むしろ面倒くささは

仔犬時代が最高潮

 

私も何度も心が折れかけました

 

 

でもね、あの苦闘の

子犬時代があってこその

今の成犬アーシーとの

幸福の日々なんですよ

 

もうさ、本当さ、

捨てるならちゃんと捨ててくれ!

というこれは魂の叫びです

 

犬は捨てるな、

捨てるならちゃんと捨てろ

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