片付けは、「心地よい暮らし」を
探すことから始まるのではありません。
探し物をしてしまう。
戻すのが面倒。
床に置いたモノが気になる。
「また片付いていない…。」
とため息をつく。
そんな毎日の小さな困りごとや、
不便さに気づくこと。
そして、その原因を
一つずつ解決していくこと。
その積み重ねの先に、
「前より探さなくなった。」
「前よりラクになった。」
「これが私にとって心地いいんだ。」
そんな暮らしが、
少しずつできあがっていくのだと
私は考えています。
そんな暮らしを作り上げていくことを
一緒にやっていきたいと思っている
整理収納コンサルタントの
須藤昌子です。
昨日は、急に「夏」を感じるお天気になり
ドライにしていたラベンダーを
束ね直して
藤のバスケットの飾ってみました。
最近、お天気も良くなかったですし
時間的な余裕もなかったので
ちょっと優雅な時間を過ごすことが出来たな
なんて感じることが出来ました。
今日は
私たちの誰にでもある
「人目を気にすること」で起こること
についてお話をしてきたいと思います。
「また同じ服と思われたくない」から抜け出す、心が軽くなる暮らし方
先日、90歳の母の部屋を
訪ねた時のことです。
ふと洋服を見ると、
以前より明らかに通販の段ボール箱が
増えているように感じました。
多分、その箱には
買ったものではなく
自分の洋服を収納している
ということは
いつもの行動から
察しがつきました。
そこで
「洋服、増えた?」
そう聞くと、
母がこんなことを話してくれました。
多分、この返答は
洋服が増えたことに対しての
言い訳の意味もあると思いますけれど
「デイサービスでね、
『あの人、また同じ洋服だ』
って言う人がいるのよ。」
と言いました。
その言葉を聞いて、
人の目って、
年齢を重ねても
気になるものなんだな
と思いました。
それは
ある程度の年齢になると
人のことより
自分のコトを基準に考えることが
出来るようになる人が多い
という印象が
私の中にあったからなんです。
でも、まだまだ母の年代までには
少し時間がある私と同世代の
このブログを
読んでくださっている方に中にも、
母と同じように
「また同じ服を着ていると思われたくない。」
「いつも同じバッグだと思われたくない。」
そんな気持ちになったことがある方も
いらっしゃるのではないでしょうか。
もちろん、私も
人からどう思われるかを
全く気にしないわけではありません。
できれば、清潔感があると
思われたいですし、
気持ちよくお付き合いしたい
とも思っています。
でも、その気持ちを
優先するあまり、
自分の暮らしが窮屈になってしまうのであれば、
一度立ち止まって
考えてみてもいいのではないでしょうか。
母の場合、
「また同じ服と思われたくない。」
という気持ちから
洋服が増えていました。
母は、世服はものすごく好きで
今の施設に入る際にも
かなりの洋服を処分しましたが
お部屋の収納に入るまで
減らすことはできませんでした。
でも、母はたくさんの洋服を持っていて
着るものを選ぶのが
とても好きな人なので
部屋の収納がいっぱいでも
お部屋が洋服でいっぱいでも
それでいいと思っているので
私はそれに関して
捨てるように伝えることは
あまりないのです。
でも、洋服が増えれば、
収納はいっぱいになります。
何を持っているのか
分かりにくくなります。
選ぶ時間も増えます。
そして、着る機会が少ない洋服も
増えていきます。
つまり、
人の目を気にしたことで、
毎日暮らす自分の負担が
増えてしまうことになる可能性があるのです。
実は、これは
洋服だけの話ではないのです。
「来客用だから。」
「もったいないと思われそうだから。」
「人からどう思われるかな。」
そんな理由でモノを
持ち続けていることはありませんか?
でも、毎日その家で暮らすのは、
自分ですよね。
来客ではありません。
周りの人でもありません。
だから私は、片付けを考える時に、
「人はどう思うかな。」
よりも、
「私は、この先も気持ちよく暮らせるかな。」
ということを大切にしています。
片付けは、
人に褒められるために
するものではありませんよね。
毎日の暮らしの中で、
探し物をしない。
出し入れに困らない。
「やらなきゃ。」を抱え込まない。
そんな、ストレスの少ない暮らしを
つくるためにするものではないでしょうか。
もちろん、人への配慮は大切です。
でも、そのために、
自分が毎日不便を感じたり、
モノが増えて
困ったりしているのであれば、
その選択は
本当に自分に合っているのか、
一度考えてみてもいいかもしれません。
片付いた家の人は、
「人の目を気にしない人」ではありません。
人からどう見られるかと、
自分が毎日気持ちよく暮らせることを
天秤にかけ、
自分にとって
大切な方を選んでいる人なのだ
と思います。
もし今日、
何かを買おうか迷ったり、
「持っていた方がいいかな」
と思うことがあったら、
こんなふうに自分に
問いかけてみてください。
「この選択は、
これからの私をラクにしてくれるかな。」
その問いを繰り返していくことが、
人の目に振り回されず、
自分が気持ちよく暮らせる毎日に
つながっていくのだと、
私は思っています。
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