皆さま、おはようございます!

 

今朝は函館本線・渡島砂原(おしまさわら)駅の訪問記です。

函館本線・渡島砂原駅

これまでもブログで何度か書きましたけど、

函館本線の支線である、森駅-渡島砂原駅間を結ぶ砂原線は

昭和2年に開通した渡島海岸鉄道を昭和20年に国有化した区間でした。

 

それでは、砂原線は渡島海岸鉄道の線路を

完全にトレースしていたかというとそうではなく、

尾白内駅以東の区間は

勾配を緩和するために山間の新線に切り替えられたのです。

下は、新線が開通したのちの昭和22年に撮影された

渡島海岸鉄道線の終点・砂原駅跡周辺の航空写真ですが、

2つの「砂原駅」が写っているのが見えますでしょうかね?

函館本線・渡島砂原駅

渡島海岸鉄道の砂原駅が

砂原町(現在は森町と合併して消滅)の街中にあったのに対し、

中心地から1キロも離れた場所に設けられた国鉄の渡島砂原駅。

「昭和2年開業」とされてますけど

以上のことから事実上、昭和20年に開設された駅なのでした。

そんな渡島砂原駅には

開業当時から姿を変えていない木造駅舎があるらしく。

ワクワクしながら現地を訪れましたよ。

 

渡島砂原駅は国道278号線のすぐ目の前にありました。

さっそく目当ての駅舎を眺めましたが…

おおおぉ、すげー!!!

 

この駅舎の何がスゴイってですね、

極寒地の北海道にある駅だっていうのに、

側窓がサッシ化されず木枠窓のままだったり

壁面も交換されずにカサカサだったりと、

とてもJRの駅とは思えない様相なのです。

函館本線・渡島砂原駅

もうね、すべてが愛おしくて仕方がありませんって。

 

壁面の一部はつっかえ棒で支えられてました。

函館本線・渡島砂原駅

倒れないよう頑張ってる感じが堪りませんね。

 

正面に掲げられた駅名標。

函館本線・渡島砂原駅

このフォントが実売されるようでしたら絶対に買いますので。

 

渡島砂原駅は海岸線からやや離れた位置にありますけど、

小高い場所にあるために駅前から内浦湾を望むことが出来る

「海が見える駅」です。

函館本線・渡島砂原駅

目の前を横切るのが国道278号線ですぜ。

 

渡島砂原駅はJR移行後もしばらくは簡易委託駅だったようで、

出札窓口はカーテンを閉め切ったままで残されてました。

函館本線・渡島砂原駅

 

現在は無人駅ですけど、駅舎の事務スペースは

保線作業員さんの詰所として利用されてるみたいですね。

函館本線・渡島砂原駅

 

地元の子供たちが作ったのかな?

砂原地区の可愛らしい案内看板が掲げられてました。

函館本線・渡島砂原駅

中心に桜並木が描かれた国道が見えますけど、

この辺りが渡島海岸鉄道の砂原駅があった場所です。

 

それにしてもこの駅舎…

函館本線・渡島砂原駅

本当に大丈夫なのかな?

崩落部分が心配ですが、駅舎はいつまでも残っていてほしいですね。

 

ゼブラが描かれた階段を上がってホームに入ります。

函館本線・渡島砂原駅

 

渡島砂原駅は列車の行き違いが可能な相対式ホーム2面2線構造でした。

函館本線・渡島砂原駅

函館本線・渡島砂原駅

 

渡島砂原駅が開業したのは昭和20年1月のことで、

ホームも開業当初は、おそらくは「戦時設計」だったはず。

2つのホームを結ぶ構内踏切で面白いものを見つけましたよ。

函館本線・渡島砂原駅

ホームの改修年を記す刻印なのですが…

 

駅舎寄りのホームは、嵩上げ前の改修年が1964年(昭和39年)、

嵩上げされた年が1976年(昭和51年)。

函館本線・渡島砂原駅

 

駅舎の対面側のホームの改修年が1963年(昭和38年)と、

函館本線・渡島砂原駅

改修年の刻印がまるで見本市のように並んでるのです。

このような刻印は決して珍しものではありませんが、

「この年は砂原線でどんな変化があったのかな?」等、

妄想を膨らましてくれるアイテムでした。

 

こちらも地元の子供たちお手製の絵画なのかな?

荒れ方がちょっぴりホラーな雰囲気。

函館本線・渡島砂原駅

 

渡島砂原駅はホームからも海を眺めることが出来ます。

この景色、最高でしょうよ!

函館本線・渡島砂原駅

 

さてさて、ここまで来たなら

渡島海岸鉄道の砂原駅跡を見ずして帰るわけにはいきません。

古い航空写真を手掛かりに、

駅があったと思われる場所を尋ねてみました。

線路跡は国道278号線に転用されてるので

場所はすぐに特定出来たのですが…

函館本線・渡島砂原駅

駅が廃止されてから73年が経過、

さすがに何も残ってませんでしたわ。

左右を貫通しているのが国道、

交差点辺りに駅の構内があったはずなのですけど。

 

国道を眺めます。

奥が森駅方向で交差点から手前側に構内が広がっていた…はず。

 

ここで駅舎があった位置を探すために

渡島海岸鉄道が現役だった頃の

昭和19年に撮影された航空写真を見たのですけど、

どうも不鮮明で今イチわかりづらい状態なのです。

国道の用地にホームや線路等、

すべての鉄道施設が収まっていたっぽいのですけど…わからん。

 

ハッキリしているのはここ、

この砂原漁港に伸びる細道がかつての駅前通りでした。

函館本線・渡島砂原駅

渡島海岸鉄道は漁港で水揚げされた鮮魚輸送で賑わってたというし、

昔はこの通りも活気があったのかもしれませんね。

…以上、渡島海岸鉄道の廃駅跡巡りを兼ねた

砂原線の駅の訪問記でした。

 

 

訪問駅リスト(JR線)

函館本線(砂原線 大沼駅-森駅)

 

↑(長万部・大沼駅方面)

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流山温泉駅(平成30年8月19日)

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渡島沼尻駅(平成30年8月19日)

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掛澗駅(平成30年8月19日)

尾白内駅(平成30年8月19日)

東森駅(平成30年8月19日)

↓(函館・森駅方面)

 

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