もし今、「好きな家を選んでいいですよ」と言われたら、私はまたコンパクトな家を選ぶかもしれません。
昔の私なら、きっと迷わず広い家を選んでいたと思うんですけどね。
でも、8坪の狭小住宅で約8年半暮らしてみたら、「ちょうどいい」と思うことが意外とたくさんありました。
収納は決して多くないけど、暮らし方を家に合わせていくと、不思議と窮屈さは感じなくなるんです。
掃除はすぐ終わるし、まあ、工夫すれば家事動線も意外といい。
暮らしを続けるうちに、わが家には自然と身についた習慣がいくつかあります。
まず、「それ、いる?」(笑)
「それ、いる?」
そして次に出るのが、
「どこに置く?」です(笑)。
8坪の狭小住宅なので、「買ってから考えよう」は通用しません。
ものの入口をしっかり考えないと、すぐに家の中が窮屈になってしまいます。だから、家に迎え入れる前に全部決めておく。
本当に必要なものなのか、代替できるものはないか、置く場所はあるのか、代わりになにを手放すのか。
面白いことに、この感覚は私だけではなくて、家族にも浸透しています。買い物前に一度立ち止まって考えるんです。
家族は買ってから手放すんですが、私は購入前に既に手放します。(笑)スペースが空くと、今以上に素敵なものが入ってきますからね。
今あるスペースでやりくりする力。
収納が足りないと思ったら、まずはものを見直す。意外と、それだけで収納用品がいらなくなることがあります。
今あるスペースでやりくりする力は、この家が鍛えてくれました。
「もっと広ければ…」ではなく、「今あるスペースでどう暮らしやすくする?」を考える癖がついたのは、私にとって大きな財産です。
今思うと、この家は暮らしのトレーニングジムみたいな存在でした(笑)。
狭い家で暮らして、残ったもの。

狭い家だから不便なこともありました。でも、そのたびに工夫してきた跡は、ちゃんと残っています。
今あるスペースでやりくりする力。
これは、どんな家に住んでも使える、一番役に立つ「収納術」だったのかも。
まあ、でも次に家を建てるなら、リビングには絶対に収納を作ります。(笑)
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