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「ママに会いたい…」
そう言って、かなと君は
とうとう泣き出してしまった。
私はどう声をかけていいのか
わからなかった。
ただ、かなとくんの小さな背中を
そっとさすった。
そのとき、スマホが鳴った。
義母からだった。
「サアヤさん!
今どこ!?」

「かなと君いました!
今、公園の近くに一緒にいます」
「え!早く連絡しなさいよ!
でも、よかった……!
本当に心配したんだから!
すぐに連れて帰ってきてちょうだい!」
「お義母さん、、、
かなとくんが
ママに会いたいと言っています……」
電話の向こうが、
一瞬静かになった。
「……何を言っているの?」
「ミカさんに会いたいみたいなんです」


