ゴルフは階級社会なのだ!

 

そんなことを豪語していたのは、79歳、今年80歳を迎える大先輩のゴルファーでした。

 

ゴルフ歴も長く、数え切れないほどのラウンドを重ね、多くのゴルファーを見てきた人生の大先輩です。といっても私の父親の後輩にあたる人なんですけど。そんな方が真剣な表情でそう話された時は、「なるほど、長年ゴルフを続けてきた人だからこそ出てくる言葉なのだろう」と妙に納得したことを覚えていますが、逆にそんな厳しい感じだったら若い人みんなゴルフやめちゃうとも思いました。

 

もちろん、人間としての価値に上下があるという意味ではありません。

 

 

しかし、ゴルフの世界には実力による序列が確かに存在します。クラブ競技ではAクラスやBクラスといったクラス分けがあり、ハンディキャップによって戦う舞台も異なります。シングルプレーヤーと呼ばれる人には自然と周囲の視線が集まり、「あの人は上手いから」という言葉だけで、その実力が伝わります。

 

一方で、100切りを目指しているゴルファーは、「ゴルフは楽しければいいんだから」と励まされることも多く、同じゴルフをしていても、それぞれの立ち位置がはっきりしている世界でもあります。

 

さらに面白いのは、その階級が会社の役職や年齢ではなく、スコアという数字で決まることです。会社では部長でも、ゴルフでは初心者かもしれませんし、20代の若いゴルファーが80台で回れば、年上の人がアドバイスを求めることも珍しくありません。ゴルフでは肩書きよりも実力が尊重される場面が多く、それがこのスポーツの奥深さでもあるのでしょう。

 

ただ、この階級社会には希望があります。それは、生まれや家柄ではなく、自分の努力で上へ進めることです。練習を重ね、経験を積み、スコアを縮めれば、自分の階級も変わっていきます。

 

だからこそ、あの大先輩が語った「ゴルフは階級社会なのだ」という一言は、決して皮肉ではなく、長年ゴルフを続けてきたからこそたどり着いた、深い言葉なのだと今では感じています。

 

ですが、最近ではこんなシビアな考え方を持つ人は居るのだろうか?