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広島湾 絵の島 第5話

休憩は1時間ほど掛かった。暑さでの体力消耗が1番の理由だろう。
各人のクールダウンの取り方は、日陰で寝る・海に入る・タバコを吸うなど色々だ。
ナカノさんは大体寝ている事が多いが、前夜の深酒が原因らしい。前日に「明日はキャンプだ!」と思うと酒が旨くて、つい深酒してしまうらしい。キャンプ初日の朝はいつも二日酔いなのです。
私はもっぱら素潜り派で海の中を見て回るのが好きなのである。
水の透明度が高いと、得をした気分になって何よりうれしいし、気分転換にもなるのだ。
この時の透明度は、前年よりかなり良かった。私の所管としては、年々宮島周辺は良くなって来ていると思う。

時間は15:30、「そろそろ行かんにゃー」と号令が出たので離岸。
包ヶ浦横の岬を廻り込み鷹ノ巣浦の方面へ漕ぎ出すと潮の状況が一変していたのである。
まるで内海から外海に出たように「風・波」を体感。
とりあえず、厳島海峡を見渡して大型船舶の航行がない事を確認し、皆で絵の島を目指すか、包ヶ浦周辺でキャンプをするか相談し「絵の島」に決行しました。
先頭で漕ぎながら進む方向を考えた。風が北に向かって(漕ぐ方向で右から左)吹いてくるので横波転覆しないように、出来るだけ船先を向かい風の方向にして行くしかない。沈しない、最善のルートで三角ルートを考えた。島には直線距離で1.5キロだが60度方向を変え、右斜めに漕いだ。向かい風に対してなので必死でパドリングしても距離は見た目でなかなか進まない。やっとの事で1・5キロ漕いで、また60度方向転換して、追い風に乗り絵の島の岬を回りこんだ。ナカノさんが常に斜め後ろで(パドルの音で分かっていた)漕いでもらってたのでこころ強かった。が・・・後ろを振り向くとナカさんしか居ない。ナカさんに聞くと「わしゃ必死じゃったけん後ろを見る余裕がなかった」との事。
すぐに方向を変え「やらかして、しもうた」と頭の中では考えつつ、「ガモウさーん」と大声を出すが返事が無い・・・。岬を廻りきって沖に目を向けるが姿は見えない。「やはり」と思った瞬間、島の岩づたいに「つかれた」と言いながら船を進めるガモウさんを発見!
「どうしたん」と聞くと、「沈した時を想定して出来るだけ島の近くを漕ぎたかった」と言ったので、
「結果が良かったが島の近くは隠れ岩や返し波などあって逆に危ないんじゃ」と心配した分、声が大きくなってしまいました。
いろいろ有りましたが、我々はついに「絵の島」に上陸したのであります。

絵の島上陸時間17:00
島には人影無く、OKです。とりあえず「乾杯」。クールダウンを兼ねて?ガモウさんはさっそく島探検。ナカさんと私はテントなど、キャンプの設営を行いました。
島の状況はナカさんから聞いていた通り、三日月浜があり夕日がとてもきれいでした。
廃墟や洞窟トンネルもありましたよ。
雑草地帯の一角に誰かが置いた青いキャンピングテーブルが有り、ガモさんが「わしらを待っとったみたいじゃ」と言ったので大笑いしました。画像参照してください。ナカさん「いい顔」してますよ。


画像追加  上から順10、11  (撮影者シゲ)