皆さま、こんにちは!
今回は、世間的にはあまり知られてませんけど
一部の鉄道ファンの間では絶大な人気を誇る駅の訪問記です。
その理由は駅舎を見れば一目瞭然。
伊万里市内にあるこちらの駅でしたよ。
筑肥線・肥前長野(ひぜんながの)駅です!
ここが人気のある理由、おわかりいただけましたよね。
肥前長野駅は古い木造駅舎が残る駅でしたよ。
駅舎が古いだけが人気の理由かとそうではなくて…
結構ボロいの。
壁面のあちらこちらが砕け落ちてました。
補修を受けながら大切に使われ続けている古い駅舎は
全国各地で見ることが出来ますけど、ここは今にも崩壊しそうな感じ。
JR駅でこの状態は
さすがに他所では見られないのではないでしょうかね?
駅舎と赤肉は腐れ気味が美味いと言いますけど(えっ、言わない!?)
肥前長野駅の駅舎はまさにそんな状態でしたの。
筑肥線の非電化区間(山本駅-伊万里駅間)が開通したのは
昭和10年のこと。この区間では各駅で、
このような開業当時から使われているボロ駅舎を見ることが出来ました。
しかしJRに移行されると駅舎は次々と建て替え(もしくは撤去)られ、
最後に残ったのが肥前長野駅の駅舎だったのです。
一時は駅舎の撤去話も出たようですけど、
自治体の要望により保存する方向で決まったみたいですね。
自分がここを訪れたのは3年半前のことでしたが、
朽ちた壁面の一部はボランティアさんの尽力により貼り換えられ、
現在は見栄えが良くなったらしい。
それでは3年半前の肥前長野駅の様子をUPします。
まずは駅舎の中からです。
ひゃ~!!!
念のために言っておきますがここはJR駅ですからね!
出札窓口やチッキ(鉄道荷物)の受け渡し窓口は
有人駅時代のまんまでビックらこきました。
これを見て、冷静でいられる駅ファンはいないでしょうよ。
正面に見える黒板は時刻表が掲示されてた跡でしょうか。
壁面には補修の経過報告が掲げられてました。
ここはかつての宿直室かな?
畳が青くて暮らし心地が良さそうでしたよ。
外には井戸もありました…水は出ませんけどね。
この写真のどこかにレトロな駅名標が潜んでるのですけど
わかるかな~?
続いてホームに入ります。
肥前長野駅は構内踏切の先に単式ホームを備えた構造でした。
この構造ですと、ホームに入るのに構内踏切を渡らなければならず、
(駅舎寄りにホームを敷けば構内踏切を渡らなくてもいい)
非合理的な駅構造を不思議に思いましたが、
理由はコレにあったみたいですね。
使われなくなった貨物ホームを見っけ!
駅舎寄りに旅客ホームが置けなかったのは
その場所に貨物ホームがあったから。
鉄道貨物輸送が華やかだった国鉄時代は
ここに貨車を横付け、梨の出荷が行われていたんですって。
そういえば、2つ隣りにある金石原駅の駅名標はコレでしたっけ。
この辺りもきっと梨農家さんが多いのでしょうね。
貨物ホームの上にお立ち台のような柵が設けられてますが、
ここは牛の散歩コースになっている模様。
タイミングが良ければ貨物ホーム上で佇む牛さんに出会えるそうです。
ホームの奥に牛舎がありました。
その他にも構内には、この地に鉄道を誘致した
堀田政太郎さんの功労を称える碑が置かれてたり…
他にもレトロなお宝がいっぱい眠ってるようです。
見るモノが多すぎて予定よりも長居しちゃった肥前長野駅でした。
古さ(それとオンボロさ)が魅力的な肥前長野駅の駅舎、
いつまでもこの姿で残っていてほしいですね。
間違っても台風で駅舎が吹き飛んでったりしませんように。
↑(山本駅方面)
肥前長野駅(平成28年2月2日)
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