皆さま、おばんです!
今晩は水郡線の 磐城棚倉(いわきたなくら)駅 です。
皆さまは国鉄白棚線をご存知でしょうか?
東北本線の白河駅と水郡線の磐城棚倉駅を結ぶ白棚鉄道を
昭和16年に国有化した路線でした。
白棚鉄道は大正5年に開通した軽便線なのですが、
開通直後から収支状況は悪く、
のちの国有化(買収)には、白棚鉄道側からの要請が強かったとか。
昭和16年、白棚鉄道は無事に国有化され国鉄白棚線となりますが、
世の中は太平洋戦争の真っ只中。
昭和19年に白棚線は不要不急線
(武器の製造に必要な金属を供出するために線路を撤去する路線)
に指定され、以後、ここを列車が往来することはありませんでしたの。
緑〇で囲ったのが白棚線の終着・水郡線・磐城棚倉駅。
赤○が休止後7年(昭和23年)が経過した白棚線です。
左上にカーブしている線路は現在の水郡線ですよ。
…とここまでは他所でもよく聞く話なんですど、
白棚線を有名にした出来事はここからなのです。
線路が剥がされた路盤は将来の鉄道復帰に備え、
民有地化されることなく、
そのままの姿で国鉄バスの専用道路になったのですよ。
そしてそして…
戦後69年を迎えた今でも、
この専用道路をJRバスが行き来し続けているのでした。
白棚線、すごすぎますって。
そんなことを頭に浮かべながら 磐城棚倉駅 に行ってきましたぜ。
まずはこちら、現在の磐城棚倉駅です。
駅前にあるのが白棚線(白河駅行き)のバス停です。
ここはあくまでもバスの発着所。
バスの利用は沿道の生徒さんたちが多いんですって。
この停車案内を見ると妙に納得させられます。
こちらが磐城棚倉駅の駅舎内です。
水郡線の主要駅だけあって、みどりの窓口もしっかりありましたよ。
ご覧の通り、駅舎とホームはやや離れた位置にありました。
広く空いた土地にはかつて、
水郡線に貨物列車が走っていた頃の留置線があったようです。
昭和50年に撮影された航空写真にバッチリ写り込んでおりましたよ。
磐城棚倉駅は島式ホーム1面2線構造。
それに側線がちょこちょこっと。
ホーム上の待合室には、白棚線ではなくて、
水郡線の磐城棚倉駅が開業した昭和7年の財産標が
さてさて、気になっていたのが
軽便線であった白棚線の発着ホームです。
さすが休止から72年が経過しておりますので、
めんまホームみ~つけた!
わかりますか?この薄っぺらくて小さなホームがあるのを。
これがどうやら軽便線であった白棚線のホームらしいのですよ。
駅舎とホームが離れているのも、
実は、白棚線の前身である白棚鉄道は民有鉄道、
水郡線は国有鉄道と、
ライバル関係にあった2線の時代背景があったりして。
せっかくなので、白棚線のホームに近づいてみました。
なんか、かえってわかりづらかった。
なお、磐城棚倉駅のすぐお隣には、
JRバス関東の棚倉営業所がありました。
白棚線のバスを運行していた営業所です。
現在は白河支店に集約されて、
今年の2月に廃止されてしまったとか。
自分がお邪魔した7月は、時すでに遅し。
いつか白棚線巡りもしたいんですけど、
鉄道は走っていないし、
クルマで行っても一般車が入れない専用道路だし…
白棚線巡り、ハードルが高そうです。
いやいや、普通に白棚線のバスに乗りゃ済むことです。
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