もう、晩ご飯を作らないといけないな

と思った時


東京の長男から電話がかかってきた。



13番さんのあな ―介護家庭の日常―

やたらテンションが高い。


「やられた~。」


「なにが。(会社クビになったかとヒヤッ。)」


「オレ、インフレかもしれん。」


「金欠か?」


「ちゃうわ。熱があるだ。」


「え~っっっ。」



とうとう来ちゃったか?


山田家、新型上陸か?


と思ったが



「医者へ行ってハナ、こちょこちょやってもらったら

 どうやら、インフルエンザではなかったみたい。」



13番さんのあな ―介護家庭の日常―

やった事のある人はご存知かと思うが


インフルエンザか否かを判定するのには


ハナの奥の粘膜をコヨリ状のものでつついて


検査する。



けっこうアレ、辛いのよね。




「あ~~っ」


「どうした?」


「体温計がすごいことになっております。」


「えっ?何度?」


「39.5度」


「そりゃ、あか~ん!!水分たっぷり飲んで寝てなさいっっっ」



熱のせいだろうか


長男はそんな状態にもかかわらず超ハイテンション。ラリホ~。



前日休んだのにもかかわらず


今朝少し調子が良かったので研修に参加したとのこと。


アホか。


「朝は良かったんだけど~。研修場所が結構遠くってさ。

 電車乗ってたら、どんどんヤバくなってきてぇ。。。

 新入社員はまだ、有給もらえんもんさぁ。休んだら

 給料へるじゃ~ん。。。」



こんな調子でしゃべるしゃべる。




だんだん不安になるものの


まさか現地に駆けつけるわけにもいかず。


「ポカリか、アクエリアスはないの?」


と聞くと


「あ~。ない。そだ。友だちに買ってきてもらうわ。」


こういう時は遠くの親より近くの友人である。



連絡のために一旦携帯を切った。



遠く離れているのにこういう電話をもらうと

実に不安だ。



何、ハタチもとうに過ぎたおっさんなんだから

そう心配しなくても…とは思うけど。



そして再度電話。


本人も不安なのか、かなりパニクッてるワケで…。



「会社から帰ってくるヤツと連絡が取れた。

 ポカリ買って来てくれるって。」


お~そりゃ良かった。


「で、他に何か欲しいものはある?

 前にあげたビタミンのサプリメントは残ってる?」


「もう、ない。」


「じゃ、送ってあげるわ。」


電話を切ると、二男が帰って来た。


(あ、一応あれから和解しました。)



事情を話すと



13番さんのあな ―介護家庭の日常―

と、手厳しい。


3兄弟一の虚弱体質がナニを言うか。




とにかく


男の子は小さい頃、おおむね身体が弱い。


一人がカゼをひくと必ずあとの二人にもうつる。



13番さんのあな ―介護家庭の日常―



最初に罹る長男はたいしたことなく治るが


二男は必ず喘息を併発するし


三男は派手にひきつける。





いかんいかん。昔の思い出に浸っている場合でなくってよ。




晩ご飯の準備そっちのけで


スーパーに走り


カンタンに食べられるものや

栄養剤やらを買い込んで


ビタミンサプリと共にダンボールに。



そこへ帰宅したダンナに



13番さんのあな ―介護家庭の日常―


届くのは

早くても、あさっての午前中。



もしかしたら熱、下がっちゃってっかも知れんな。



でもこういう時は何かやらないと

落ち着かないんだよ。母は。





ウチの晩ご飯。超遅くなっちまいますた。








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     急に涼しくなって

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